webマーケティング 広告運用

web広告の費用や予算はどのくらいかかる?費用対効果の高め方も!

web広告の費用を考えるには、広告の種類と課金形態を理解しましょう!

この記事では、web広告初心者向けに広告の課金形態と種類をわかりやすく解説しています。

初心者なら知っておきたい基礎的な情報をまとめて紹介しているので、ぜひ最後までチェックしてみてください。

web広告の費用の課金形態

収益化

web広告費用には主に8種類の課金形態があります。
まずは一つずつ簡単に確認しましょう。

  • インプレッション課金型
  • クリック課金型
  • エンゲージメント課金型
  • 再生課金型(動画視聴型)
  • 配信課金型
  • 成果報酬型
  • 掲載期間保証型
  • インプレッション(PV)保証型

インプレッション課金型

広告が表示された回数によって金額が決まるタイプです。
表示回数は1,000回ごとに区切られます。

広告をたくさん表示してブランドや商品の認知度をアップさせたいときにぴったりです。

クリック課金型

文字通り、広告がクリックされた回数によって課金されます。
たとえ広告が表示されても、クリックされなければ広告費は発生しません。

一見お得ですが、競合が多ければ多いほど価格がアップします。

エンゲージメント課金型

広告に対する反応(いいね・シェア・返信など)の回数によって課金されるシステムです。
主にSNSで使われる形態で、この反応を「エンゲージメント」と言います。

エンゲージメントは出稿する際に広告主が決められます。

再生課金型(動画視聴型)

ユーザーが動画広告をある程度視聴すると課金されます。
短時間の視聴では広告費がかからないため、その分費用対効果が高いです。

ただし他の広告より制作費がかかってしまう点は注意しましょう。

配信課金型

配信課金は、広告の配信回数によって金額が決まります。
主にLINEやメールで配信する広告に使われる課金形態です。

成果報酬型

出稿の際に決めた成果(KPI)へ到達した回数によって課金されるシステムです。
主にアフィリエイト広告で使用されています。

掲載期間保証型

広告を掲載する期間によって金額が決まるタイプです。
表示回数やクリック数がほとんどなくても掲載された期間によって費用が発生します。

インプレッション(PV)保証型

広告が決められた回数表示されるまで、掲載が保証されるシステムです。

1,000回なら1,000回表示されるまで掲載期間が伸びるので、ねらった回数を確実に表示できます。

web広告の種類と費用相場

メリット

web広告の種類 主な課金形態 費用相場
リスティング広告 クリック課金型 1クリック…数十円〜数千円
純広告 掲載期間保証型 50〜150万円
インプレッション(PV)保証型 15〜100万円
SNS広告 クリック課金型 1クリック…24〜200円
インプレッション課金型 1,000回…450〜600円
エンゲージメント課金型 1回…1〜200円
動画広告 再生課金型(動画視聴型) 1回…5〜200円
記事広告 掲載サイトによる 1ヶ月…100〜200万円
アフィリエイト広告 成果報酬型 1CV…数百円〜数万円
ネイティブ広告 クリック課金型 1クリック…20〜70円
インプレッション課金型 1,000回…400〜800円
リターゲティング広告 クリック課金型 1クリック…50〜100円
インプレッション課金型 1,000回…10〜500円
アドネットワーク広告 クリック課金型 1クリック…10〜数百円
インプレッション課金型 1,000回…10円
DSP広告 インプレッション課金型 1,000回…10〜数百円

リスティング広告

検索結果の上下に3〜4個ほど表示されるテキスト型の広告です。
課金形態は「クリック課金型」で、広告のクリック数に応じて費用が決まります。

費用

リスティング広告の費用相場は、1クリック数十円〜数千円です。
金額を自由に設定できるので、予算に合わせた広告出稿が行えます。

ただし設定金額や競合によって掲載順位が変わるので要注意です。

純広告

Yahoo!やGoogleのページ内にある広告枠へ出稿するものです。
訪問ユーザー全員に広告を表示できるため、あらゆる層へアプローチできます。

課金形態は「掲載期間保証型」「インプレッション(PV)保証型」の2つです。

費用

掲載期間保証型 1ヶ月…50〜150万円
インプレッション(PV)保証型 1ヶ月…15〜150万円

幅広いユーザーへアプローチできる分、他のweb広告と比べて費用が高めになっています。

SNS広告

Instagram・TwitterなどのSNSに出稿される広告全般を指します。
SNSのメインユーザーが異なるため、特定の層へアプローチしやすいのが特徴です。

課金形態は「クリック課金型」「インプレッション課金型」「エンゲージメント課金型」の3つが多く使用されます。

費用

クリック課金型 1クリック…24〜200円
インプレッション課金型 1,000回…450〜600円
エンゲージメント課金型 1回…1〜200円

SNS広告の中でも課金形態によって広告費は大きく変わります。

動画広告

主にYouTubeやSNS上で配信される動画形式の広告です。
音声・テキスト・画像の組み合わせで、短い時間でもわかりやすく情報を発信できます。

課金形態は「再生課金型(動画視聴型)」です。

費用

動画広告の費用相場は、1回の視聴で5〜200円となっています。
1回ごとの値段が決められているので、予算管理がしやすいです。

ただし動画広告は他のweb広告より製作費がかかるというデメリットもあります。

記事広告

writing

広告主とサイト側が協力して記事を執筆・出稿するやり方です。
別名「タイアップ広告」とも呼ばれます。

課金形態は掲載サイトによって異なりますが、主に想定PV数で金額が決定されます。

費用

記事広告の費用相場は、1ヶ月100〜200万円です。
記事の制作からサイト側と協力して行うため、他のweb広告より制作費と時間がかかります。

アフィリエイト広告

アフィリエイターがブログで紹介する商材の広告を指します。
広告のクリックから商品の申込み・問い合わせ・契約などが行われることで広告費が発生します。

課金形態は「成果報酬型」です。

費用

アフィリエイト広告の費用相場は、1CV(成果)ごとに数百円〜数万円と幅があります。
これは扱う商材やCVの種類によって大きく変化するためです。

出稿には成果報酬の他に、ASPの利用料・手数料などもかかります。

ネイティブ広告

他の記事や投稿に溶け込んだ形で表示される広告のことです。
主にSNSや動画サイト、記事のまとめサイトに出稿されます。

課金形態は「クリック課金型」「インプレッション課金型」が多いです。

費用

クリック課金型 1クリック…10〜数百円
インプレッション課金型 1,000回…10円

ほかに掲載期間保証型・インプレッション(PV)保証型・エンゲージメント課金型が使用されることもあります。

リターゲティング広告

一度訪れたサイトの広告を別サイトで再表示する広告手法です。
別名「リマーケティング広告」とも呼ばれます。

課金形態は「クリック課金型」「インプレッション課金型」の2種類が多いです。

費用

クリック課金型 1クリック…50〜100円
インプレッション課金型 1,000回…10〜500円

アドネットワーク広告

複数のwebサイトやアプリを集めた配信ネットワークに広告を出稿するやり方です。
一度に複数サイトへ配信できるので、簡単に表示数を増やせます。

課金形態は主に「クリック課金型」「インプレッション課金型」の2種類です。

費用

クリック課金型 1クリック…50〜100円
インプレッション課金型 1,000回…10〜500円

たくさん広告を表示できる分、1クリックや1表示ごとの金額は低く設定されています。

DSP広告

広告の費用対効果を高める「DSP」というツールに出稿するやり方です。
配信先の選定をしてくれたり、複数のアドネットワークに広告を出稿してくれたりします。

課金形態は主に「インプレッション課金型」です。

費用

DSP広告の費用相場は、1,000回表示につき10〜数百円です。
アドネットワーク広告と同様に1表示ごとの金額は低く設定されています。

費用対効果が高い広告の種類

SNS広告

次にweb広告の中でも費用対効果が高い3つを見ていきましょう。

リスティング広告

リスティング広告は検索キーワードに応じて広告が表示されます。

能動的なユーザーに広告を出せるので、クリックや申込み、問い合わせといった成果に繋がりやすいです。

動画広告

動画広告は画像のみ・テキストのみの広告と比べて、圧倒的に多くの情報を伝えられます。

一定の時間以上見られた場合のみ課金されるので、より費用対効果が高いです。

ライバルターゲティング広告

ライバルターゲティング広告は、競合サイトに自社の広告を表示する広告手法です。

関心が高いユーザーにアプローチできるので、他のweb広告よりもCV(成果)に繋がりやすくなっています。

費用対効果が高い広告を運用する方法

web広告業界

最後に広告の費用対効果を高めるための方法2つを紹介します。

目的に合った広告を選ぶ

web広告はそれぞれ得意な分野が異なるため、目的に合わせて使い分けることが大切です。
ここでは3つのパターンにあった広告の種類を紹介します。

認知度を上げる

ブランド・商品の認知度を上げるには、幅広いユーザーに広告を表示するのが効果的です。

純広告・SNS広告・動画広告・アドネットワーク広告・DSP広告などを利用して表示数を増やしましょう。

理解を深める

認知はしているユーザーにより理解してもらうには、魅力やメリットを積極的に伝えることが重要です。

これにはリスティング広告・リターゲティング広告・ ターゲットを絞ったSNS広告が有効でしょう。

購入してもらう

購入につなげるには、リターゲティング広告・SNS広告が効果的です。

人気のあるアフィリエイターにアフィリエイト広告を出稿してもらうのもいいでしょう。

広告代理店に依頼する

広告のプロである広告代理店に任せるのも一つの方法です。

この場合のメリットとデメリット、依頼費用について見てみましょう。

メリット

広告代理店にweb広告の運用を任せるメリットは主に3つです。

  1. 広告代理店のノウハウを活用できる
  2. web広告運用の担当者が楽になる
  3. 異なる種類のweb広告にも対応できる

デメリット

デメリットとしては主に3つが挙げられます。

  1. 毎月費用がかかる
  2. web広告運用の能力が身につかない
  3. すばやい対応ができないこともある

広告代理店の利用はこうしたデメリットも踏まえて検討することが大切ですね。

費用

広告代理店に運用を任せる場合の費用は、主に運用額の20%です。

月50万円web広告を運用している場合、代行費用は月10万円になります。

web広告の課金形態を理解して、広告運用の費用対効果を高めよう!

web広告の課金形態はweb広告の種類、広告を掲載するサイトによって多種多様です。
種類が多く複雑ですが、その分目的と予算に合わせて最適なものも選ぶことができます。

web広告の課金形態を正しく理解して、より費用対効果の高い広告運用を目指しましょう。

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  • この記事を書いた人

Hiroki

都立大(首都大)→株式会社バイオフィリア D2CスタートアップでSEOメディアとweb広告運用してます。 webマーケティングの知識経験を発信中。

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