YouTube広告は、費用対効果バツグンで誰でも簡単に配信できます!
この記事では、YouTube広告の運用方法や広告の種類、課金方式などYouTube広告を出すなら知っておきたいポイントをぎゅっとまとめました。
広告動画の制作にかかる費用も紹介しているので、YouTube広告に興味がある人はぜひ最後までチェックしてみてください。
YouTube広告とは
YouTube広告は、YouTube上の動画内やその前後・検索結果ページ上に表示される広告を指します。
5秒経つとスキップできる1分以上のものや15秒で終了するものなど、予算に合わせて多様な広告を出せるのが特徴です。
YouTubeは子どもから大人まで幅広い世代に人気があるため、性別・年齢・視聴履歴などで細かくターゲティングして効果的に広告運用できるのも魅力ですね。
現在web広告業界では、動画広告費が前年比130%以上(3,862億円→5,128億円)とかなり伸びています。
この急成長は「コロナ禍で動画視聴時間が増えた」「動画配信サービスがさらに拡充した」などが主な理由です。
動画配信サービスの人気は今後も続くとみられ、動画サービス最大手のYouTubeはこれからも成長が期待できます。
YouTube広告の運用方法
YouTube広告の運用は主に4つのステップで行います。
- 配信前の目標設定
- ターゲティング
- クリエイティブの作成
- 効果検証と改善
①配信前の目標設定
まずはYouTube広告を配信するにあたって達成したい目標を設定しましょう。
YouTube広告には具体的に6つの目標が設定されています。
- 見込み顧客の獲得
- ウェブサイトへの流入
- 商品やブランドの比較検討
- ブランド認知度とリーチ
- 販売促進
- 目標を設定せずにキャンペーンを作成する
認知度アップから販売促進まで幅広く目標設定ができるので、自分に合った広告運用が可能になっています。
②ターゲティング
ターゲティングにも2つの種類があります。
- オーディエンスターゲティング
- コンテンツターゲティング
オーディエンスターゲティング
オーディエンスターゲティングとは、視聴者の属性や行動履歴からターゲティングするやり方です。
性別・年齢・居住地・視聴履歴・Googleでアクセスしたサイトなどのデータをもとに適切なユーザーを絞り込みます。
コンテンツターゲティング
コンテンツターゲティングとは、動画広告の内容に合ったユーザーをターゲティングするやり方です。
広告を配信する動画・チャンネルを指定したり、検索キーワードを指定したりすることで広告内容に興味があるユーザーを集められます。
③クリエイティブの作成
広告の目標とターゲットが決まったら、いよいよクリエイティブの作成です。
クリエイティブの作成には大きく3つのステップがあります。
- 目的を決める
- 競合調査
- 動画を作成する
目的を決める
まずは「この動画広告でユーザーのどんな行動を促したいか」をはっきりと決めましょう。
競合調査
ターゲットと同じ性別・年齢層のアカウントを作成して、配信動画や広告をチェックすることを競合調査といいます。
実際にYouTubeでターゲットにおすすめされる動画を最低100件は調査することで、動画広告の傾向や形式がつかめます。
動画を作成する
動画作成は無料ソフトやスマホアプリで手軽にできるものから、CG合成や音声・動画を細かく調整できる本格的なものまで実に多様です。
現在は動画作成をしてくれる会社なども多いので、予算に合わせて作成手段が選べます。
④効果検証と改善
YouTube広告は「何回表示されたか」「何回スキップされたか」「何回サイト流入したか」など細かいデータが取れるので、目標値に合わせて広告の微調整が可能です。
2パターンの広告を出してより効果的なものを調査する「ABテスト」を行い、それを踏まえた新しい動画を作成していきます。
YouTube広告の種類
YouTube広告の種類は主にこの6つです。
- インストリーム広告
- インフィード動画広告
- バンパー広告
- アウトストリーム広告
- マストヘッド広告
- 動画アクションキャンペーン
インストリーム広告
インストリーム広告は、動画再生の前後と途中で表示される動画広告のことです。
動画前を「プレロール」、途中を「ミッドロール」、終了後を「ポストロール」といいます。
またインストリーム広告は、スキップできるものとできないものにも分けられます。
インフィード動画広告
インフィード動画広告は、検索結果の上や再生画面の右横に表示されるものです。
強制的に流れるインストリーム広告と違い、ユーザーがクリックするまで動画は再生されません。
ユーザーの能動的な行動が必要な分、サイト流入や購入といった次の行動につながりやすいです。
バンパー広告
バンパー広告は動画前・後・途中に再生される6秒以内の短い動画広告を指します。
スキップできないのでより多くのユーザーに訴求できるのが特徴です。
6秒しかないため、インパクトのある動画でブランドの訴求やキャンペーン紹介などを行うのに適しています。
アウトストリーム広告
アウトストリーム広告は、Googleが動画広告の配信を行うサイトのみで表示される広告です。
YouTube広告の一種ですが、YouTube上では再生できないシステムになっています。
モバイルでの配信に特化しているため、縦向き・全画面など幅広い表示形式に対応しているのも特徴です。
マストヘッド広告
マストヘッド広告は、YouTubeトップページの上部に表示される動画広告です。
他の広告よりも幅広い層にアプローチできるため、ターゲットを絞らずあらゆるユーザーに訴求したい場合にぴったりです。
動画アクションキャンペーン
動画アクションキャンペーンは、スキップできるインストリーム広告とインフィード動画広告を利用して、より購入・契約しやすい広告を配信できます。
再生画面の下にサイトリンクや購入ボタンを設置することで、動画途中でもユーザーの行動を促すことができるのが大きな特徴です。
YouTube動画以外にもGoogle関連のいろいろな場所で再生されるので、さらに高い広告効果が狙えます。
YouTube広告の課金方式
次にそれぞれのYouTube広告の課金方式を見てみましょう。
インストリーム広告
スキップ可能なインストリーム広告は、CPVという課金方式です。
CPVは動画視聴1回につき◯円というものですが、インストリーム広告では「動画視聴1回」をこのようにカウントしています。
- ユーザーが動画を30秒・または最後まで視聴する
- 30秒経つ前に動画をクリックする
一方スキップできないインストリーム広告の課金方式は、目標インプレッション単価制です。
これは1,000回再生ごとに単価が決まっています。
インフィード動画広告
インフィード動画広告は、動画1クリックごとに課金される方式です。
表示のみでは課金されないので、予算をおさえながらもサイト流入・購入を促せます。
バンパー広告
バンパー広告の課金方式は、目標インプレッション単価制です。
1,000回再生ごとに単価が決まっているので、簡単に予算管理ができます。
アウトストリーム広告
アウトストリーム広告の課金方式は、視認範囲のインプレッション単価(vCPM)です。
「視認範囲」はGoogleによってこのように決められています。
広告の面積の50%以上が、ディスプレイ広告では 1 秒以上、動画広告では 2 秒以上画面に表示された場合
この条件を満たしたら視認とみなされ、課金されます。
マストヘッド広告
マストヘッド広告は、広告が表示されるごとに課金される方式です。
これをインプレッション単価制(CPM)といいます。
YouTube広告の重要ポイント
次にYouTube広告を運用するならおさえておきたい重要ポイント2つを見てみましょう。
利用者数の増加
YouTubeの利用者数は、2021年時点で日本が6,900万人・世界では23億人以上です。
YouTubeの利用者数は年々増加していて、2020〜2021年の1年間ではなんと400万人も増加しています。
若い世代だけでなく50代以上の人も多く利用していて、今後さらに利用者の増加・動画コンテンツの充実が加速していくでしょう。
積極的なアップデート
YouTubeを運営するGoogleでは、Google広告およびYouTube広告のアップデートを頻繁に行っています。
より広告主の利益につながるよう、ユーザーの動向を常にチェックして改善している様子がうかがえますね。
こうしたGoogleの積極的なアップデートにより、YouTube広告はweb広告の中でもメキメキと頭角を表しているのです。
YouTube広告のメリット
YouTube広告のメリットは主にこの2つです。
- ユーザーを絞って配信できる
- 費用対効果が高い
ユーザーを絞って配信できる
YouTubeは性別・年齢・居住地・視聴履歴などさまざまなデータからターゲティングが可能です。
特に視聴履歴はYouTubeをよく利用している人ほど蓄積されているので、効果的に広告を配信する上で大きなデータになります。
先に解説したオーディエンスターゲティング・コンテンツターゲティングを使って、動画広告の目的に合った細かいターゲティングも得意です。
費用対効果が高い
インフィード広告やアウトストリーム広告といった動画広告は、一定時間再生されたときのみ課金されるため、余分な広告費がかかりません。
広告に対して好意的・行動的なユーザーにアプローチできた場合のみ課金されるので、費用対効果はかなり高いです。
YouTube広告のデメリット
YouTube広告のデメリットは、動画内容や再生される頻度によってはユーザーに悪い印象を与えることです。
見たい動画を再生しようとしたとき・動画に夢中になっているときに、いきなり動画広告が再生されるのはあまり気分がいいものではないですよね。
そしてその動画の質が悪ければ、さらにユーザーに嫌悪感を抱かせ、結果的にブランドのイメージダウンにつながります。
こうした結果を防ぐためにも、YouTubeの動画広告はクオリティにこだわって作成する必要があります。
YouTube広告の出し方
次にYouTube広告を出すまでの5ステップを見ていきましょう。
①Google広告アカウントの作成
YouTubeで広告を出すには、まずGoogle広告アカウントの作成が必要です。
宣伝したいウェブサイトとアカウント用のメールアドレスがあればすぐに登録できます。
②広告動画の作成
広告の目的・ターゲットをもとに動画を作成します。
③広告動画をYouTubeにアップロード
作成した広告動画をYouTubeチャンネルにアップロードします。
④キャンペーン作成
YouTubeに動画が上がったら、Google広告で「新しいキャンペーンの作成」を行います。
ここではキャンペーンの目的や予算、配信日程など細かい設定が可能です。
⑤広告グループ作成
配信する広告のターゲットとなる広告グループを作成します。
性別・年齢・居住地・キーワードなどさまざまな項目から絞り込みできます。
YouTube広告の動画の種類
YouTube広告の動画には、主に4つの種類があります。
それぞれ動画制作までの予算や制作時間が異なるので、目的・計画に合った動画をチョイスすることが大切です。
- 実写
- キャラクターアニメーション
- モーショングラフィックス
- ホワイトボードアニメーション
実写
実写は、実際にモデルや俳優を起用して動画の撮影を行います。
ロケーション・出演者・構成・セリフなどを決めて撮影すれば、未経験でも動画が作れます。
キャラクターアニメーション
キャラクターアニメーションは、キャラクターが動く動画のことです。
マスコットキャラクターがサービスや商品の紹介をすることで、よりキャッチーに伝えられます。
印象に残りやすいので短時間の動画広告にもぴったりです。
モーショングラフィックス
モーショングラフィックスとは、ブランドロゴやイラスト、図形などを動かす動画のことです。
動きを加えることでよりわかりやすくなり、視聴者の理解度もアップします。
ホワイトボードアニメーション
ホワイトボードアニメーションは、ホワイトボードに書いていく様子をそのまま動画にしたものです。
書く過程を見せることで視聴者を飽きさせず、音声を組み合わせれば視覚と聴覚の両方からアプローチできます。
YouTube広告の動画制作にかかる費用
YouTube広告の動画制作費用は平均30万円ほどです。
撮影から編集まで行うのか、素材は自前で用意したものを使うのか、などによって費用は大きく変わってきます。
動画編集だけなら10万円程度で請け負っているフリーランスの方もいるので、予算に余裕がない場合はこうした選択肢もおすすめです。
会社名 | 概要 | 価格 |
---|---|---|
CMの窓口 | スタンダード(動画作成) | 20万円〜(税別) |
プレミアム(取材・撮影・動画作成) | 50万円〜(税別) | |
アイミツ | 1分程度の実写動画を撮影・編集 | 24万円〜 |
1分程度のアニメーション動画を撮影・編集 | 40万円〜 | |
ムービーファクトリー | キャスティング・撮影・編集 | 35万円〜 |
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